TTMレートとは

外国為替におけるTTMレートとは

外国為替におけるTTMレートとは、Telegraphic Transfer Middle Rateのことで電信仲値相場のことです。午前10時(9:55)のスポットレートを基準にして、各銀行がTTMレートを定めます。通常は1日1回、このTTMレートが定められます。このTTMレートを基準にして、TTSレート(対顧客電信売相場)、TTBレート(対顧客電信買相場)も定められます。

TTMレートが1ドル=100円の場合、銀行の為替手数料は通常1円ですから、TTSレートは1ドル=101円になり、TTBレートは1ドル=99円になります。

TTSレートは、トラベラーズ・チェックを購入するときや、外貨預金をする際に適用される為替レートです。外貨現金を購入するときは、Cash Selling Rateというさらに手数料が上乗せされたレートでの取引になります。

アメリカ・ドルの場合、TTMレート+1円をTTSレート、TTMレート+3円をCash Selling Rateとしている銀行が多数です。